大阪探検隊
GITHUB FOR EVERYONE — 後編・実際に始める

GitHub(ギットハブ)って、
なんですか?

前編で、GitHubが何で、なぜAI時代に必須なのかが腑に落ちました。この【後編】では、いよいよ手を動かす番。これだけ覚えればOKの必須5操作Claude Codeでコマンドが怖くなくなる理由アカウント登録からGitの初期設定・おすすめアプリ Sourcetree の導入まで——最初の一歩を、順番にそろえます。

GitHubの全体像。中央にGitHubのマーク、まわりに「AI×開発」「バージョン管理」「コラボレーション」「コード共有」「プロジェクト管理」「誰でも使える」「オープンソース」が広がり、さまざまな人がノートパソコンで使っているイラスト。

06✋ これだけ覚えればOK — 必須の5操作

操作はたくさんありますが、最初に使うのは、たったこれだけ。「作る・記録・上げる・取り込む・分ける」と覚えましょう。

  1. 1

    クローン clone

    クラウド(GitHub)にあるプロジェクトを、自分のパソコンにまるごとコピーしてくる操作。作業はこのコピーに対して行います。最初の1回だけの“ダウンロード”のイメージ。

  2. 2

    コミット commit

    ここまでの変更に「こういう変更をしました」とメモ(メッセージ)を付けて記録します。これがセーブポイント。あとから「いつ・何を変えたか」を全部たどれます。

  3. 3

    プッシュ push

    手元で記録(コミット)したセーブを、クラウド(GitHub)に送って反映します。これでバックアップ完了。仲間やAI、公開用サービスからも見えるようになります。

  4. 4

    プル pull

    クラウド側の最新の状態を、手元に取り込む操作。仲間や別のAIが上げた変更を受け取るときに使います。プッシュの“逆向き”だと考えればOK。

  5. 5

    ブランチ branch

    本番をいじらず、コピーした“別の道”で安全に実験するための仕組み。うまくいったら本番(main)に合流させ、ダメなら捨てればOK。「失敗しても本番は無傷」が手に入ります。

ついでに出てくる言葉(こわくない)

  • リポジトリ(repo):プロジェクト1個ぶんの“箱”。ノートそのもの。「リポジトリを作る」=新しいノートを用意する、という意味。
  • main(メイン):そのプロジェクトの“本番の幹”。完成版が置かれる、いちばん大事な道。
  • マージ:ブランチ(試した道)を、main(本番)に合流させること。

全部いっぺんに覚えなくていい

最初に本当に使うのは 2(コミット)と 3(プッシュ)=「セーブして、クラウドに上げる」だけ。残りは必要になったときに、ひとつずつで大丈夫です。 しかも次の章のとおり、これらは全部、AIに言葉で頼めるのです。

07🤖 Claude Code を使えば、コマンドは怖くない

「まっ黒い画面に英語を打つ」——あの不安、もう要りません。日本語で頼めばいいからです。

青く発光するホログラムの人物が机に向かい、片手でノートに書き、もう片方でノートパソコンを操作している。空中には歯車・脳・ブラウザ画面・カレンダー・レンチ・虫めがねなどのアイコンが浮かび、人とAIが一緒に作業する様子を表している。

昔の GitHub のこわさは、呪文のようなコマンドを正確に打ち込む必要があったこと。 でも Claude Code のようなを使えば、その壁はほぼ消えます。 あなたは「やりたいこと」を日本語で伝えるだけ。実際のコマンドは、AIが代わりに、正しく実行してくれます。

たとえば、こんな風に頼めます(そのまま使えます)

あなた

「いまの変更、セーブしておいて。メッセージは“トップページの色を調整”で」

あなた

「クラウド(GitHub)に上げておいて」

あなた

「さっきの変更、やっぱり前の状態に戻したい」

あなた

「いま英語のメッセージが出た。これ何?私は何をすればいい?」

わからなければ、その場で聞けばいい

AI開発の最大の安心材料は、知らない言葉も、英語のメッセージも、次の一手も、ぜんぶ聞けること。 コマンドを暗記する必要はありません。「セーブして」「クラウドに上げて」「前に戻して」——この3つの“お願い”を知っているだけで、もう十分にスタートできます。 実際にこのサイトも、姉妹サイト「大阪探検隊」も、Claude Code と GitHub を使って作られています。

08🛠 さあ、始めよう — 登録と初期設定

ここからは実践編。やることは「アカウントを作って、道具を入れる」だけ。順番にやれば迷いません。コマンドが苦手でも大丈夫——画面でクリック操作できるアプリも紹介します。

STEP 1

🐙 GitHub アカウントを作る(無料)

まずは“クラウドの金庫”を持つところから。GitHub の登録ページメールアドレス・パスワード・ユーザー名 を入れ、届いた確認コードで認証すれば完了です。料金は 無料プラン(Free)でOK。ユーザー名はあとから人目に触れるので、シンプルなものがおすすめ。

  • メールアドレス → パスワード → ユーザー名 の順に入力
  • メールに届いた確認コードを入力して認証
  • プランは「Free(無料)」を選べばOK
GitHub の登録ページを開く ↗
STEP 2

🧰 Git を入れて、最初の初期設定(一度だけ)

次に、記録の仕組み Git を Windows PC に入れます。公式サイトからダウンロードして、基本は「次へ」で進めればインストールできます。入れたら一度だけ、「誰の変更か」を記録するための 名前とメール を設定します(GitHub 登録と同じにすると◎)。

# 最初に一度だけ:名前とメールを登録(コマンドで行う場合) git config --global user.name "あなたの名前" git config --global user.email "you@example.com"

※ 次に紹介するデスクトップアプリを使うなら、この名前・メールもアプリの設定画面から入力できます(コマンドを打つ必要はありません)。

Git for Windows をダウンロード ↗
STEP 3

🖱️ コマンドが苦手なら「デスクトップアプリ」

まっ黒い画面が不安なら、ボタン操作で commit / push できるデスクトップアプリ(を使いましょう。Windowsで定番の2つがこちら。どちらも「Gitを画面で操作する道具」で、役割は同じです。

GitHub Desktop(公式・シンプル)

GitHub公式の無料アプリ。とにかく画面が簡単で、いちばん最初の一歩に最適。GitHubアカウントとつなぐだけで使えます。公式サイト ↗

Sourcetree(高機能・おすすめ)

履歴や枝分かれを“見た目”で把握できる無料アプリ。少し本格的に使うならこちらが心強い相棒に(次でくわしく)。

STEP 4

🌳 いちばんのおすすめ「Sourcetree(ソースツリー)」

Sourcetree は、社が無料で配っている Git デスクトップアプリ(Windows / Mac)。最大の魅力は、コミットの履歴や枝分かれ(ブランチ)が“樹形図”で目に見えること。「いま何が起きているか」がひと目で分かるので、初心者が仕組みを体で覚えるのにぴったり。差分(どこが変わったか)も見やすく、AIが書いた変更の確認にもうってつけです。

📥 登録・導入の流れ

  1. 公式サイトからダウンロードして、インストールします。
  2. 初回起動で Atlassian(Bitbucket)アカウントのサインインを求められます。無料で作れます(ライセンス認証のため)。
  3. Git が未インストールなら、同梱のGitを入れる案内が出るので、それに従えばOK。
  4. Remote」や「アカウント追加」から GitHub アカウントを連携(画面の案内どおり認証)。
  5. 使いたいリポジトリを Clone(手元にコピー)すれば準備完了。あとは ボタンで Commit / Push / Pull

※ GitHub で使う場合でも、Sourcetree の初回ライセンス登録には Atlassian アカウントが必要です(無料)。画面の案内に沿えば迷いません。

Sourcetree 公式サイトを開く ↗

登録でつまずいたら、やっぱりAIに聞けばいい

設定で迷っても大丈夫。「Sourcetree のインストールで“〇〇”と表示された。どうすればいい?」のように、画面の文言をそのままAIに聞けば、手順を一緒にたどってくれます。最初の設定さえ越えれば、あとは“セーブして、上げる”の繰り返しです。

09⚠️ つまずきやすい所と、その対策

先に知っておくだけで、慌てずに済みます。どれも“詰み”ではありません。

  • 英語のメッセージが出て固まる。 → そのままAIに見せて「何て言ってる?どうすればいい?」と聞けばOK。自分で訳す必要はありません。
  • 」と言われた。 → 同じ場所を二重に変更したサイン。これもAIに「コンフリクトを解消して」と頼めば、たいてい片付きます。あわてない。
  • 秘密の鍵やパスワードを上げてしまわないか不安。等はコードに直書きしないのが鉄則。心配なら「これ公開して大丈夫?」とAIに確認を。
  • こまめにセーブし忘れる。 → 区切りごとにコミット(セーブ)&プッシュ(クラウドへ)。これさえ習慣にすれば、たいていの事故は“戻すだけ”で済みます。

結論:こわくない

GitHub のいちばんの価値は「いつでも前に戻れる安心感」。だから、初心者がいちばんやってはいけないのは“何もセーブしないこと”だけ。 こまめに記録していれば、たいていの失敗はやり直せます。完璧じゃなくていい。やり直せる場所がある——それが GitHub です。

10❓ よくある質問

はじめる前に気になる4つ。

文系・非エンジニアでも本当に使えますか?

使えます。最初に覚えるのは「記録する・クラウドに上げる・最新を取り込む」というごく少数の操作だけ。しかもAIエージェントに日本語で頼めば代わりに実行してくれます。まずは“作業のセーブと共有の場所”として始めれば十分です。

Git と GitHub は何が違うのですか?

Git は「変更履歴を記録する仕組み(手元のノート)」、GitHub は「そのノートをクラウドに預けて保存・共有・共同作業できるようにしたサービス(クラウドの金庫)」です。最初は区別できなくても問題ありません。

なぜ AIエージェント時代に必須なのですか?

AIがコードを書く時代になり、人間の役割は「指示する・確認する・安全に記録/公開する」へ移りました。GitHub は、AIが書いた変更を記録し、前に戻し、複数のAIや人と作業を分け合うための土台=“共通の作業場”だからです。

コマンド操作が怖いです。覚えないとダメ?

全部を覚える必要はありません。Claude Code のようなAIに「セーブして」「クラウドに上げて」と日本語で頼めば代わりに実行してくれます。英語のメッセージもそのままAIに聞けば大丈夫。まずは“セーブポイントを作る”感覚だけで十分です。

GitHubの始め方(登録)を教えてください。

登録ページでメールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力し、確認コードで認証すれば完了(無料プランでOK)。次にGit for WindowsでGitを入れ、一度だけ名前とメールを設定します。あとはデスクトップアプリで画面操作すれば、コマンドを打たずに使えます。くわしくは 08 さあ、始めよう へ。

Windowsでおすすめのデスクトップアプリは?

おすすめは Sourcetree(ソースツリー)。履歴やブランチが樹形図で見えて、初心者が仕組みを覚えるのに向いています。シンプルさ重視なら GitHub 公式の GitHub Desktop も◎。どちらも無料です(Sourcetreeは初回に無料のAtlassianアカウント登録が必要)。

「むずかしく考えなくて、いい。GitHubは『やり直せる場所』。こまめにセーブして、AIと一緒に、少しずつ。」をまとめたイラスト。女性がノートパソコンでAIアシスタントと作業し、横にセーブのステップやバージョン管理の一覧が並んでいる。

むずかしく考えなくて、いい。GitHubは「やり直せる場所」。
こまめにセーブして、AIと一緒に、少しずつ。

※ 本ページは、GitHub をはじめて知る一般の方に向けて、考え方をかみくだいて紹介したものです。サービスの仕様・名称・料金は変更される場合があります。利用にあたっては各サービスの公式情報・最新の利用規約を必ずご確認ください。AIの出力には誤りが含まれることがあるため、重要な判断はご自身でも確認してください。掲載情報は2026年6月時点。

✦ おさらい — 前編へ

始め方は、見えた。
その“なぜ必要か”は、前編に。

操作で迷ったら、【前編|腑に落とす】の「セーブポイント感覚」に戻るのが近道。なぜその操作をするのかが腑に落ちると、コマンドはぐっと怖くなくなります。

◀ 前編を読む — GitHubとは・セーブポイント感覚 🎮 セーブポイントの感覚へ

わかったら、あとは作るだけ。
AIと一緒なら、最初の一歩は軽い。

GitHub は“記録と共有の場所”。次は、それを使って実際にWebサイトを作ってみませんか。このサイトも、姉妹サイト「大阪探検隊」も、AIエージェントと GitHub・Vercel で作られた実例です。気になるところから、どんどん探検してください。